めくるめく雑記帳

生活記録/買ってよかったもの/読書感想

部屋を片付けているだけなのに恋人との関係を清算している気分になってしまう

f:id:blogmegumi:20190607012909j:plain

先日寝室の掃除機をかけようとしたところ、「ていうか部屋に、物が多すぎ!!」と思った。以前から物が多いことに気づいてはいたけれど気づかないふりをしていた。これ以上この違和感を放置しておくわけにはいかない!と決意した。

片付けというのは最初に方針を決めて、作業中は手を動かすだけにしておかないと「これどうしよう・・いるような気もするし・・でもいらないかな・・?」みたいな沼にはまりがちなので、最初に片付けの方針を考えます。

ちなみに私は「整頓」つまり「今そこにあるものを取り出しやすいようにセンス良く収納・ディスプレイする」ということがとても苦手。センス無し。なので、所有物の絶対数を減らさなくては、部屋は片付かないのです。

というわけで方針は「好きなものだけ残す」になった。言葉にすると実にシンプルだ。

しかしここで問題となるのが、、どこまでを「好きなもの」に含めてよいことにするのかということ。

「好き」という気持ちは諸行無常。私はこれが好き!と思い込んでいるだけで実はそうでもない場合もあるし、昔は好きだったかもしれないけど今はそうでもない場合もある。気持ちは、変わっていくのが自然なことなのだ。せつない。

「これどうしよう…好きといえば好きだけど、よく考えたらほとんど手に取ることもないし」みたいな曖昧な感情を発生させてくる物との関係は、潔く清算したほうが気持ちよく生活できる。それは恋人との別れと似ている。

ここで参考までに以下にいくつかの「恋人との別れを決意する女性」のパターンをいくつか挙げてみる。

恋人との別れを決意する女性の例(※妄想です)

パターン1

最初は「あの人のことが好き!好き好き好きー!!」って思っていたけどあれ?付き合ってみたら、なんかうまくいかない。私たち、実は価値観も結構違うみたい。あんまり気が合わないのかも。

パターン2

ずっと側にいるのが当たり前になりすぎた恋人。「彼のこと好き?」と訊かれたならば「もちろん好きだよ」と答える。その気持ちは嘘じゃない。でもその答えがどこか惰性であることを心は知っている。そう、心の奥底では知っているのだ、あの頃の気持ちにはもう戻れないことを。何をしても2人でいるだけで何もかもがキラキラしていた、あの夏はもう戻ってこないのだ。

パターン3

私が色々あって寂しくてしょうがなかったあの時期、彼が私のことを「好きです!」と言ってくれた。彼のことは、正直まったく意識したことなかったけど、私はその優しさに甘えて、付き合うことになった。でも長く付き合ううち、他の人の事が好きになっちゃった。他の人のことを思いながら、これ以上彼の優しさに甘えているわけにはいかないんだわ…!!

片付けの話に戻ります

さて、片付けの話。今回の片付けで、処分の対象となったのはざっくり以下のもの。

①「これ便利そう!」と思って買ったけど、よく考えたらそんなに使ってない物や、可愛い!と思って買ったけどよく考えたら着づらいとかあんまり似合わない服など

→これらはパターン1なのでお別れ(処分)。あの時、あなたを初めてお店で見かけてあなたを好き!って思ったあの瞬間が、私達のピークだったのかもね。私にキラキラした気持ちをくれてありがとう。さよなら!

② かつては私を熱狂させたり心を落ち着かせたり癒してくれた、文庫本やCDやDVDなど。もはやほとんど手に取ることがない。→これらはパターン2に当てはまるのでやはりお別れ(処分)する。今までありがとうね。ほんとに楽しかった。またどこかで会えたらいいね。

 ③ とりあえずその時は必要だったので購入して使っていたが、その後もっと高機能な商品を購入してしまい、今ではほとんど活躍の機会がない電化製品など

→パターン3。あの頃あなたを必要だった気持ちは嘘じゃないの。でもこのまま一緒にいても、お互い幸せになれないもんね。きっとあなたなら、あなたを私より大事にしてくれる人と出会えるよ!さよなら!

ちなみにここでいう「お別れ(処分)」は、リサイクルショップ、フリマ、古本屋などへ売ることや寄付も含まれます。

このような作業を1時間ほど続けたらとても部屋は片付き、たくさんの男を何股もしていた女が、結婚を機にすべての愛人関係を清算したときの気分になった。経験したことはありませんが。

今まで一緒にいてくれてありがとう。あなた達のことを、私、一生忘れない。私、新しい場所で、幸せになるからね!!

ちなみに何度も言うようですが、片付けの話です。